5月23日5時30分頃にテロ襲撃を受けてニジェール(niger)の軍事基地と同国北部のアルリット・アレバ・ウラン採掘場の二ヶ所が自爆テロの標的になり戦闘で軍人が多数死亡した。フランス原子力産業のアレバ社によるとアルリットにあるソメール露天採掘所で働く仏人13名が負傷したという。しかしアレバ社では負傷者の状態は公表していない。負傷者の中の1人は重傷で病院に運ばれたという。2010年9月16日には同採掘所からアレバで働く5人のフランス人がマグレブ諸国のアルカイダ(Aqmi)によって誘拐されて、その内の3人が釈放されたが残りはいまだに捕虜のままだ。今回のテロがAqmiの犯行であるという証拠はまだ出ていない。
同国北部のアガデ(Agadez)で同日早朝5時ごろに起こったもう一つのテロ襲撃は軍のバリケードを四駆で突撃して起こったものとニジェール軍の高官は伝えている。テロに対し軍隊側が発砲した弾丸がテロ所持の爆発物にあたり爆発した。多数の犠牲者を出した模様。
ロラン・ファビウス仏外相は一連のテロリスト反対運動の中でニジェールの必要とするあらゆる援助支援の用意がフランスにはあると意思表明した。