2013年6月20日木曜日

仏最高裁判所判決が20日に ベタンクール氏の精神鑑定の是非が焦点


 サルコジ前大統領やブルト元財務相を含む7人の容疑者は、リリアン・ベッタンクール事件で精神鑑定をした医師と事件担当のボルドー裁判所予審判事3人の1人であるジャン・ミッシェル・ジャンティ(Jean-Michel Genti)が親しい仲にあるとして調査結果の棄却を要求していた。仏最高裁判所はこの判定を20日にするが、もし棄却されれば再度の調査を別の地方裁判所でくり返すことになる。サルコジ前大統領ら7人の裁判は長引くことになる。少なくとも1年は時間稼ぎになると見られる。
 リリアン・ベタンクール事件は同氏が高齢者でもあり精神的衰弱が指摘されていて、2007年の大統領選挙の資金を同氏宅に出入りして現金で受け取ったことが問題になっているが、この場合のリリアンさんの精神状態が普通であったかそうでなかったかが問われていた。


【参考記事】

Affaire Bettencourt : la décision sur le dessaisissement du juge Gentil rendue jeudi