リリアン・ベタンクール事件を2010年夏に調べていたルモンド紙のジャーナリストに対して、ベルナール・スクァルシニ仏国内秘密情報局(DCRI)元局長がオランジ・テレコムからファッデット(fadettes電話使用明細書)を請求して同ジャーナリストへの情報提供者を割り出していた。スクァルシニ氏は情報機密侵害と隠匿侵害の非難は放棄されたが、個人情報不法収集の卑怯な罪を犯したことが問われ5年間の懲役と30万ユーロ(約3900万円)の罰金が検事によって求刑された。
スクァルシニ氏は公務員のすべき行為ではなかった事実は認めたが、自分には責任がないと罪を認めていない。
17日、ルモンドのジェラー・ダベ(Gérard Davet)記者の弁護士から裁判所へ送検されたことがルモンド紙へ報告された。
リリアン・ベタンクール事件で、エリック・ブルト元財務相に関する機密情報がジャーナリストへ漏れたことを察知して、スクァルシニ仏国内秘密情報局(DCRI)長が情報をダベ記者に流している者を特定化すためにメディア盗聴に動いたもの。
リリアン・ベタンクール事件で、エリック・ブルト元財務相に関する機密情報がジャーナリストへ漏れたことを察知して、スクァルシニ仏国内秘密情報局(DCRI)長が情報をダベ記者に流している者を特定化すためにメディア盗聴に動いたもの。
この事件は当初、サルコジ大統領側近のナンテール裁判所のフィリップ・クロワ検事が大統領から任命されて調査が進めれていた。
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