7月29日のルモンド紙frは実業家で大臣も務めたベルナール・タピ(Bernard Tapie)氏の弁護士(2006年-2009年)であったモーリス・ラントルヌ氏と、タピ氏の私設仲裁裁判を主宰したピエール・エストゥップ(Pierre Estoup86歳)判事との間に取り交わされた2通の手紙が存在していることを暴露され両者の関係が明快に浮上した。このことでタピ氏の私設仲裁裁判を指示した当時経済相で国際通貨基金(IMF)総裁クリスティーヌ ラガルド氏やその責任者であったニコラ・サルコジ氏などによる「組織的詐欺犯罪」が疑いないものとなってきた。しかしタピ氏は裁判前はエストゥップ判事を知らないといってきた。
手紙は2006年9月5日と12日に元ベルサイユ高等裁判所の総長を努めタピ氏の仲裁裁判の私設法廷を主宰したピエール・エストゥップ(Pierre Estoup86歳)氏に書き送ったもの。この裁判で勝ったタピ氏は4億500万ユーロ(約527億円)をフランス政府から得ることになった。
ルモンド紙frによるとこの手紙の中で、タピ氏とリヨネ銀行との間でスポーツ用品のアディダス社売買を巡る係争問題を含めずにも、ラントルヌ氏とエストゥップ氏との間でタピ裁判結果での金の話題に関心がもたれているという。
ラントルヌ氏は弁護士の謝礼金としてそれぞれ250万ユーロ(約3億2500万円)、エストゥップ氏はその判事役で30万ユーロ(約3900万円)を得ることが話されているという。
手紙は2006年9月5日と12日に元ベルサイユ高等裁判所の総長を努めタピ氏の仲裁裁判の私設法廷を主宰したピエール・エストゥップ(Pierre Estoup86歳)氏に書き送ったもの。この裁判で勝ったタピ氏は4億500万ユーロ(約527億円)をフランス政府から得ることになった。
ルモンド紙frによるとこの手紙の中で、タピ氏とリヨネ銀行との間でスポーツ用品のアディダス社売買を巡る係争問題を含めずにも、ラントルヌ氏とエストゥップ氏との間でタピ裁判結果での金の話題に関心がもたれているという。
ラントルヌ氏は弁護士の謝礼金としてそれぞれ250万ユーロ(約3億2500万円)、エストゥップ氏はその判事役で30万ユーロ(約3900万円)を得ることが話されているという。
ルモンド紙frは以下のように事件関係図を描いている。
Voir l'infographie interactive : "Les protagonistes de l'affaire Tapie-Lagarde"
この決定的な手紙を得るために7月3日、4日、8日と同弁護士の家宅捜査がなされた。
タピ氏は別件のマルセイユのサッカーチームの財政事件裁判で、「牢獄に行かずにすんだのは貴方の介入による」と献辞を記した自分の著書を1998年にエストゥップ判事に送っていたのが最近、家宅捜査で発見されている。
ルモンド紙frがエストゥップ判事に質問したが本人は説明を希望していないということだ。ラントルヌ弁護士の方はこれは計画の手紙でしかないのでエストゥップ判事に絶対にこの問題で仕事を依頼してはいないと言っている。
【参考記事】
Affaire Tapie : les deux lettres qui révèlent l'escroquerie
LE MONDE | • Mis à jour le |Gérard Davet et Fabrice Lhomme