「同化のための高等審議会」は大学の授業の間はイスラムの女学生が顔を隠すフラー(被り布)を禁止することを勧めている。「イスラム嫌い」(Islamophobie)という用語を使うことをマニュエル・バルツ内相自身は嫌っていて、「反イスラム」(anti-musulmans)行為という言い方の方を好むといっている。
フランスでは「イスラム嫌い」という語の概念規定は、イスラムと違いフランスの非政治性や、また政教分離(ライシテ)と人種差別との境界で規定の困難性があって、幾つもに分かれている。
大学の授業でイスラムの女学生が顔を隠すフラーを禁止することは「イスラム嫌い」の行為なのか?
協会やイスラム教徒の代表者では同審議会の意見に反対を示す立場を取り始めている。ライシテというのは差別以外のなにものでもないと見ている人もいる。今後このデバ(論争)が予定されている。
【参考記事】