2013年11月12日火曜日

仏ネット新聞「Rue89」が、月間誌を創刊

フランスでは良く知られた左派系インターネット新聞「Rue89」(ピエール・アスキ社長)が3年の経験を生かして、月刊誌「Rue89」を16日に創刊した。筆者は「Rue89」のパスカル・リッシェ編集長には昨年9月末に会っていて、その時点では紙の発行には否定的な同編集長であった。が、今回は月間誌として発行に踏み切った。(本文の初出 / 公開日時: 2010年6月17日 @ 14:18 )

「Rue89」は広告を掲載するネット新聞でスクープ記事も多い。フランスのネットメデアではメディア・パー社と並ぶ中堅の左派系の新聞である。フランス新聞業界では経営不振でネットと紙の選択に悩んでいるところも多い。

これでネットから紙に切り替えたのではないといっている。母艦はあくまでもネットに置いている。「Rue89」の月間誌は「Revu89」と呼ばれるもの。ネットからの転載もあるが多くは別記事を掲載し、サイトとは異なる生活リズムの読者を狙ったものだという。ルモンドの月間誌も出たばかりであり、店頭でも競合すれば面白い。

『リュ89』の月間誌「Revu89」ともいうべき創刊号(写真撮影/筆者)
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(写真撮影/筆者)  
『リュ89』のパスカル・リッシェ編集長(写真撮影/筆者) ネットへの訪問者数は一日当たり20万から30万だ。
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