オランド仏大統領は10月30日にドローム県出身のリュック僧とクリストフ僧の遺族との会合で11月中旬ごろに、マルク・トルビデェック判事がアルジェリアを訪問することを述べた。同判事は17年前の1996年にアルジェリアで殺害された7人のトラピスト(チベリーヌ)僧侶の事件を担当していていよいよ調査が開始されることになる。同判事は2002年のカラチ仏人殺害事件の予審法廷も担当している。
この二つの事件に関係しているのが当時は財務相で、カラチ事件ではアゴスタ潜水艦の売買契約に調印し、また内相としてアルジェリア軍による殺害で現地を訪問していたとされるサルコジ前大統領の関与の問題などである。
この二つの事件に関係しているのが当時は財務相で、カラチ事件ではアゴスタ潜水艦の売買契約に調印し、また内相としてアルジェリア軍による殺害で現地を訪問していたとされるサルコジ前大統領の関与の問題などである。
31日に僧侶の遺族らはドローム・アルデッシュ・フランス・ブルー放送局に招待され、オランド仏大統領との前日の会見の模様を話している。遺族にとっては闇に葬り去られようとしている矢先でもあり、今後の情報機密の開示が待たれている。
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