2013年11月11日月曜日

過激派イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ(Aqmi)  サルコジ仏大統領に復讐宣告 市民への恐怖高まる

過激派イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ(Aqmi)はフランスのサルコジ大統領に対し今日か明日にでも復讐すると宣言していると、16日夜のフランス国営放送・テレビA2が伝えた。「ニコラ・サルコジは神の敵だ」というのだ。Aqmiの指導者の一人であるアブー・アナス・アルシャンキティ氏はフランスのサルコジ大統領を名指しで「あなたはあなた方のチャンスを逃した。そしてあなた方の国を震撼させる扉を開いた」といっている。「フランス人の血が流れない限り我々は心が休まらない」という。このことで更にサルコジ仏大統領の政策だけでなく外部からのフランス人への恐怖が高まった。(本文の初出 /公開日時: 2010年8月17日 @ 12:03 

マルクウシィ市で開かれた追悼式(写真撮影/筆者)
7月22日のマリ国でのAqmi壊滅作戦はモーリタニア軍が行ったがそこにフランス軍も介入したことになっていて、人質になっていた人道支援団体で活動するフランス人ミッシェル・ジェルマノー氏(78)がニジェールの北部で4月19日に誘拐されフランス政府の救援のなされないままに、時限切れで7月24日に殺害されたことを中東の衛星テレビ局アルジャジーラが知らせたが、しかしフランス政府はこの死亡を認めずに25日になってからサルコジ大統領が閣議を開きアルジャジーラの放送内容を受け入れたかたちでジェルマノー氏の死亡を認めたことになった。

これはエルベ・モラン国防相が他には死亡を証明する証拠はフランスにはなにも無いとフランス国営放送・テレビA2に出演して証言している。また仏外務省はアルカイダ側からのジェルマノー氏に関する捕虜取り引きの正式な要求はなにも無かったとしていた。

モーリタニア側からの説明では、フランス軍人の介入は一人もなくまたモーリタニア軍の戦闘作戦は誘拐された仏人ジェルマノー氏の救出のためではないと、混同されないように明言している。モーリタニアの外務省はフランスから電子機器の部門での協力があったことは認めている。

これに対しフランスは軍隊のモーリタニア軍への参戦協力があったとしていた。この作戦ではAqmi側では6人が死亡していてその復讐と見られている。


【 参考記事 】
【france2 .fr】Al Qaïda au Maghreb menace la France
http://info.france2.fr/france/al-qaida-au-maghreb-menace-la-france-64435605.htm
(20ミニュト紙)vengeance contre la France
http://www.20minutes.fr/article/588461/monde-al-qaida-au-maghreb-islamique-appelle-a-la-vengeance-contre-la-france
【7sur7】Al-Qaïda au Maghreb appelle à la vengeance contre la France
http://www.7sur7.be/7s7/fr/1505/Monde/article/detail/1145700/2010/08/16/Al-Qaida-au-Maghreb-appelle-a-la-vengeance-contre-la-France.dhtml