2013年11月21日木曜日

ドイツで最低賃金制(SMIC)の導入一般化へ メルケル首相が意思表明

21日ベルリンでドイツのアンゲラ・メルケル首相(CDUキリスト教民主同盟)はドイツ労働者全体への最低賃金制(SMIC)の導入意思を宣言した。現在のドイツには最低賃金制度はなく各業種別に賃金交渉がなされてきた。そのために安い労働賃金で雇用が可能になっている。ドイツが欧州で失業率が低いのはそのためだとされてきた。業界によっては時給5ユーロ(約650円)のところもある。ドイツ社会民主党(SPD)では最低時給8.50ユーロ(約1105円)を要求している。仏国営ラジオ・フランス・アンフォ(RFI)が報道。

将来の政治的パートナーであるSPDを考慮した政治プログラムの一つだが、中心的な表明でもある。しかし、メルケル首相は導入の期日や最低賃金の水準などに関しては何もまだ発表しなかった。