12日昼のフランス国営放送テレビA2は現オランド仏大統領の同伴者であったセゴレーヌ・ロワイヤル元大統領候補を招待した。セゴレーヌさんは仏社会党の「社会民主主義路線」にふれ解説した。それは資本家と労働者が供に儲ける(ガニアン・ガニアン)の関係であり、苦労やわけまいが相補的関係(ドナン・ドナン)である企業というものを理想としていると話した。
企業とパトロンは一緒ではない。企業には管理者だけがいるのではない。資本家、労働者、組合などが総てあるのであって、それらが話し合いがもたれて存在してなければ成功しない。儲からなくなると工場や労働者を捨ててさっさとフランスを出てゆく資本家を想定しながら話し、企業は資本家の独占物ではないことを話した。フランスの現政権の社会党の路線にふれた発言でもあり、これまであまり詳しく論じられてなかったことなので社会党の宣伝のようでもあったがフランス人の理解のためにも重大な解説となっている。
企業とパトロンは一緒ではない。企業には管理者だけがいるのではない。資本家、労働者、組合などが総てあるのであって、それらが話し合いがもたれて存在してなければ成功しない。儲からなくなると工場や労働者を捨ててさっさとフランスを出てゆく資本家を想定しながら話し、企業は資本家の独占物ではないことを話した。フランスの現政権の社会党の路線にふれた発言でもあり、これまであまり詳しく論じられてなかったことなので社会党の宣伝のようでもあったがフランス人の理解のためにも重大な解説となっている。
非常におもしろかったのはセゴレーヌさん自身がシャラント・マリチーム地方審議会議長として担当してきた同地の企業を例に引きながら話したことで、片方は失敗し片方は成功している例を上げながら話したことだ。片方の企業はもちろん社会党の「社会民主主義路線」経営を行なった企業であることはいうまでもない。
テレビ側の招待の意図としてはオランド大統領の私的生活で今話題になって週刊誌クロゼールで暴露された女優ガイエさんとの関係を、セゴレーヌさんに語らせようとしたにちがいないのだが、セゴレーヌさんはそういうことを聞いてテレビに招待をうけたのではない。そのような話しで今一番大事なフランスの政治問題が隠されるのを心配すると司会者のドラウース氏の質問をかわした。そして、彼女は次の政府改造でもし大臣の声がかかれば、自分からは要求はしないがフランスのために引き受ける用意はあると漏らした。