2014年2月10日月曜日

欧州社会の停滞とは  革命ではなく政府審判での富の再分配の「改革」のこと

左派系新聞リベラション紙やフランス・アンテール・ラジオ(France Inter)などで論陣を張っている地勢政治学者のベルナール・グェタ(Bernard Guetta)氏の面白い話しが7日の左派系の週刊誌ヌーベル・オブセルバトワールfr.のビディオで紹介されている。現在の社会停滞やブロッカージュは革命ではなくて、改革という停滞のせいなのだというのである。どうして民主主義を行なうのかか?どうして国家としてそれをするのか?それは金持ちと金持ちでない人との間の資本と労働の間で審判をすることだからである、と説明する。もし政府が審判を下さなければ不正と革命がしばしば起こるだろうと説明している。
革命はまったく良いものではない。というのは革命では熱狂があり、野望がある。20年、50年、フランス革命では80年も混乱を鎮静して新しい根を張るのに時間がかかった。だから革命よりは改革がよいのである。とグェタ氏は話す。

しかし改革では人々による投票によって決定される。金持ちたちは現状を良しとしていて現在の地位の改革を好まない。今我々は停滞期になっているわけだ。

ブロカッジュや不正はよりいっそう高まっている。ここでは人々によって選ばれた民主主義の政府が人々の間にある差別や富の再分配に采配を振るうことが暗に望まれていると思える。