2014年3月13日木曜日

嘘を暴く仏国営ラジオ・フランス・アンフォ(RFI) サルコジ盗聴事件

クリスチャン・ジャコブ国民運動連合(UMP)衆議院議長が嘘を理由にクリスチャン・トビラ法相に辞任を迫った事で、13日昼の仏国営ラジオ・フランス・アンフォ(RFI)は珍しくこれを喧伝するだけでなくその誤りを指摘している。これは判事の決めたサルコジ盗聴事件でトビラ法相がこれを知らなかったというのをジャコブ氏はそれは嘘であり知っていたというものだ。ジャコブやコッペなどの嘘を垂れ流しをそのまま喧伝し嘘の拡大に協力している体制メディアに注意を喚起したRFIの今回の解説は重要だ。

ジャコブ氏は、もし米国であったならば、すぐさまトビラ法相は裁判にかけられると発言した。

フランス・アンフォに出演した専門家のトマス・ガロ氏はジャコブ氏の発言は誤っているとして、すぐに裁判にかけることはできない。それには少なくとも議会の三分の一の投票が必要だとして、ジャコブ氏の嘘を指摘している。

サルコジ盗聴事件の発端は、サルコジ前大統領の最側近で顧問であったパトリック・ビュィッソン氏がサルコジとの会話を何度も秘密裡に許可得ずに録音機に入れていた。

サルコジ前大統領は2013年4月からタピの裁判を仲裁裁判(tribunal arbitrall)にした権力関与の犯罪容疑で司法調査の対象になっていて二人の判事によって電話盗聴が決定され実施されていた。

2月26日にサルコジの弁護士ヘルゾーグがサルコジとの電話での会話では、ルゾーグの友人であるアジベール仏最高裁判所付き検事総長の停年が迫っていてモナコ国家審議員に天下りしたがっていた。これをサルコジの弁護士ルゾーグは、ベッタンクール裁判運営情報と引き換えにそれを一押しして推薦しても良いというサルコジの考えなどが電話で話されていたのが盗聴され暴露されたのが最大のピンチであったわけだ。これを隠す様々な報道がその後に出た。

アジベールはすぐに病院に入院し隠れ非難した模様。同氏はサルコジによって2008年には裁判所総書記長に任命されている。サルコジは家族でモナコに丁度この電話盗聴があた頃出かけていた。しかしモナコ側ではアジベールの話は無かったと言っている。

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