2014年6月1日日曜日

ビグマリオン社の家宅捜査で サルコジの大統領選挙運動「架空」講演会など「二重請求書」を押収 

6月1日のルモンド紙frは、警察が26日夜から27日にかけてビグマリオン本社とその子会社を家宅捜査し二重請求書を押収したと日曜新聞(JDD)を引いて報道。この二重請求書はサルコジが2012年の大統領選挙運動での講演会を42回も行なったとされる架空講演会の請求書で二重帳簿になっている。公式の請求額は1900万ユーロ(約29億円)だが、その内の1400ユーロ(約21億円)は国民運動連合(UMP)のビグマリオンへの圧力で請求されたものだという。
サルコジの大統領選挙費用は3~4000人の小型の会合でも25万ユーロ(約3800万円)以上はかかっている。パリ近郊のビルパント会場などの大きな会合では350万ユーロ(約5億3千万円)もかかっていたがこれらに架空の会合や公演、経費の上乗せ請求があったと見られている。

これまでにUMPの幾人かの有力議員からは、2012年の大統領選挙で会場費を支払っていながらサルコジ講演会が行なわれてないことが証言されてきた。

資本家の新聞として有名なフィガロのジャーナリストの話しによれば、ビグマリオン社の客の90パーセントほどはUMPで、その他の客はビグマリオンから賄賂をもらって、最近、検挙されたばかりの国営フランス・テレビグループの前社長パトリック・ド・カロリス(Patrick de Carolis)氏のところであったといっている。

Bygmalion : la police a mis la main sur les factures litigieuses lors d'une perquisition

Le Monde.fr avec Reuters |  • Mis à jour le 


L'affaire Bygmalion devient une nouvelle affaire Sarkozy

LE MONDE |  • Mis à jour le  |Par 
http://www.lemonde.fr/societe/article/2014/05/27/soupcons-de-financement-illicite-de-la-campagne-2012-de-nicolas-sarkozy_4426768_3224.html