2014年6月17日火曜日

フランス国鉄改革反対スト 連続7日目突入 バルス仏首相が批判

 6月17日、フランス労働総同盟(CGT)とパリ南鉄道組合は、10日から開始された国鉄ストの7日目連続突入を宣言した。マニュエル・バルス仏首相は交渉を続ける方針だが、「このストは何の役にも立たないし、無責任なものである」とスト6日目朝に批判している。ストの原因はフランス国鉄(SNCF)改革のためで、その審議が今日から国会で始まる。 

 ストの組合員の数は激減してきている。フランス国民の反対も5人に4人と批判的なものがある。ストは少しづつ回復に向かっているが、組合は全国ストを呼びかけ始めている。16日のペッピイ国鉄総裁との交渉はなにも進まなかった。長引く国鉄のストがフランスのイメージを悪くしてきている。スト権は労働者の権利で大事だが、国民を人質にしてするものではなないだろう。民主主義の遅れた国の暴力による遂行のイメージがそこにある。