2014年6月20日金曜日

仏アルストムのオファに三菱と独シエメン社の提携が予想

 フランスの大統領官邸に20日午後にフランスのアルストム(Alstom)エネルギー設備会社のオファを決めるために、独シエメン社と日本の三菱重工業、米国ジェネラル・エレクトニックの社長が集会する。リベラション紙によると、三菱と提携している独シエメン社側の条件では123億8千万ユーロ(約1兆8千570億円)を出資する他に、フランス側に信号警報産業を譲り、変わりに蒸 気タービンや再生エネルギー、回線網などの部門を50%づつの折半で受け持つと新提案を出している。

フランス側は特別統制権の法的な拒否権を認めることなどを提案し ている。モンブール経済相は日産とルノーの提携のような関係を今回の場合でも望んでいるようだ。

20日午前中には、バルス首領とアルノー・モンブール経済相、セゴレーヌ・ロワイヤル環境相が最後の詰めにはいる。しかしロワイヤル環境相は昨日オランド仏大統領と1時間30分ほど会っていて、今回のオファーについて話した。交渉は来週はじめにもつれ込む可能性がある。