2階フロワーがネット・新聞「メディアパー」 (写真撮影は筆者) |
9月25日22時15分に10万人目のメディアパー購読者が 達成された。 |
10万人の購読者達成で沸き立つメディアパーのスタッフ。 |
「メディアパー」はインターネット新聞として独自のスタイルで開始された。当時はネット新聞はすぐに行き詰り廃刊されると見られていた。ネット新聞の経営モデルがまだなかったことも大きい。しかし「メディアパー」には独特の力があるようであった。それはプレネル会長やモーディ氏やボネ編集長などの強いジャーナリズムへの意欲ではないかと思う。そのような「メディアパー」の胎動を取材して「週間金曜日」に掲載してもらった。(参考、「政権交代とメディア」「週間金曜日」2010/1/22 783号、「世界のジャーナリズム最前線」「週間金曜日」創刊20周年号 2013/11/1 966号)
資金が乏しくて飛行機代もなく、つまり、現場に駆けつけるのに遅れてしまう。そのかわり別の視点から少し別の、少しずれのある。ニュアンスの異なる記事を書いていこうと決めたのだという。
同じ理由からだが、同時進行する各国の事件、たとえばアラブの春では別の場所を相対的に比較して見ることができ筋が一本ではなかたことがわかったとトーマス記者はいっている。(メディアパーは)時間をもって少し遅れるが、どうなっているのかわからないで急いで書いている新聞やテレビとは異なり、これを探って調べドキュメント化したルポルタージュを発表できたという。
「メディアパー」では事件が一つの立場からの解釈しかないのではなく異なる立場の違いを見つけ出すことをしたという。現在でもイスラム国の例などテロリズムに直結しているが、どんな状態なのかを調べもせずにまったくわかってないで頭で書いている。国内の事件記事よりも国際記事にはそうした政府のイデオロギーの宣伝をメディアが踏襲させられている場面が多いのだと指摘している。
【参考記事】
http://www.mediapart.fr/
http://www.mediapart.fr/
http://www.dailymotion.com/video/x26mq11_mediapart-dit-tout-mediapart-est-une-officine_news