2014年12月20日土曜日

オバマとカストロの相互訪問が実現可能な段階に キューバと米国の平常化で

17日にオバマ米大統領 とラウル・カストロキューバ大統領とは両国の交渉の平常化を宣言したが、これに関しオバマ大統領はキューバとの接近策としてロール・カストロキューバ大統領の米国訪問が可能であることを19日の記者会見で発表した。18日にはすでにホワイトハウスのスポークスマンのアーネスト氏がカストロ大統領の訪問を除外しないし、オバマ米大統領 はキューバ訪問を彷彿させていると話していた。オバマは、「今のところは、自分には特別な予定はないが、どうなるのかを見てゆきたい」とABCテレビで話しているとルモンド紙(Le Monde)が報道。



これまでのキューバと米国との関係断絶は見せかけのフィクションでしかなかったのであるとしてキューバに対する米国の1962年以来の50年以上わたる経済的包囲網の冷戦関係は見せ掛けの劇であったとルモンド紙国際部のパウロ・パラナグア記者は説明する。

実際は両国はプラグマティックな国であって、交渉や話し合いが絶えず行われていたので両国の親睦は予想以上にそれぞれの利益からも回復が早いだろうと解説した。

90年代のキューバ経済の破壊は米国の経済包囲政策のせいではなくて、それはロシアからの石油が来なくなったためなのだとパラナグア記者は解説する。

これまでにキューバは米国と食品貿易などで経済関係を築いてきたが、経済包囲網を解くことでキューバは資金を米国銀行に求めることができるので解除が重要だとも話す。

17日のオバマの決定に対し多くの厳しい反応と悲観論があるのは何故か?それはヒステリーな島流しになったアンチ・カストロ主義者がいて、彼らはイディオロギーに毒されている。一般のキューバ市民はもっと冷静でプラグマティスであり、米国からの富と夢を歓迎してきたので両国の平常化は容易であると結論している。

オバマ米大統領 は世界で最も古いキューバ経済包囲網に関し米議会での論議を提案している。


【参考記事】


Les États-Unis prêts à accueillir le président cubain Raul Castrohttp://www.france24.com/fr/20141219-etats-unis-prets-a-accueillir-president-cubain-raul-castro-obama-visite-historique-embargo-blocus-guerre-froide/




Barack Obama. Rendez-vous avec l'Histoire 19 décembre 2014 à 07h04

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