2015年2月9日月曜日

仏地方補欠選挙 サルコジ中立のペン極右党に社会党が勝利 ジュッペ・コシウスコモリゼ・バイルらの支援で

8日のフランス東部ドゥ県の補欠選挙で社会党(PS)のフレデェリック・バルビエー氏(51.43%)が対候補の極右派系フロンナショナル(FN)党のソォフィ・オンテルさん(48.57%)を破って約1000票の差で当選した。予選投票数よりも863票多く獲得できたのは同氏によればボルドー市長のアラン・ジュッペ元首相、現国民運動連合(UMP)の№2で元環境相のナタリー・コシウスコモリゼさん、民主運動(モデム)のフランソワ・バイル議長などが、サルコジUMP議長の「社会党(PS)でもなく、フロンナショナル(FN)でもなく」と無支持指令をUMP党員に出していたが、サルコジ周辺の大物たちがこれに従わず、「社会党(PS)に投票するように」支援してくれたことで危険な極右派系フロンナショナル(FN)党に防御線を張ってくれたので勝利できたといっている。
この選挙は社会党のピエール・モスコヴィッチ氏が欧州議会へ移るためにその後釜を決める選挙であったが、サルコジのUMP党内掌握が完全に崩れたていることがわかった選挙結果であった。

しかし一方でUMP票がFNへかなり流れていることも事実であって、その意味でサルコジの社会党(PS)支持を示さなかった責任は大きい。FNというのは移民排斥・人種差別主義を標榜してアウシュヴィッツ の収容所のガス室の存在を否定するネガショニストで、危険なマリーヌ・ルペンの極右派系フロンナショナルのことだ。

Le Parti socialiste annonce que son candidat Frédéric Barbier a devancé sa rivale FN de moins de 1 000 voix (51,43 % contre 48,57 %). La candidate frontiste a reconnu sa défaite.
LEMONDE.FR