2015年5月1日金曜日

パリで反テロリズム国際司法官会議 テロリストは「テレコマンダされた個人」に

フランス共和国パリ検事フランソワ・モラン氏は27日に国営ラジオフランスアンフォに出演し、パリで開催の反テロリズム国際司法官会議で「テロリストの風貌が変わった」と語った。モラン検事によると、テロリストはテレコマンダされた孤立した個人型になってきているのだという。フランスでもっか話題になっているパリの南郊外都市ビルジュイフ(Villejuif)で起きた事件の例でも、フランスでの彼らのテロ行為は、シリアのテロ組織から指令がだされて、直ぐに犯行がなされたと思われると話した。

ビルジュイフのフィトネス・クラブで指導を受けていたオウレリィ・シャテランさんが、3発の銃弾を浴びて彼女の自動車の中で殺害されていたのが4月19日に発見された。この犯人と同一人物と思われる27日にビルジュイフでの複数の教会を狙ったテロ襲撃未遂事件容疑で起訴されたシド・アメッド・ガラムが所持していた車とそこに積まれた多数の武器は、シリアからの支援によるものと調査からわかったという。

このことから国際間での司法上の協力関係の必要性が事件解決のための調査の成否を握っている。しかしながら、各国は非常にテロに関しての意識がまちまちであり、かつ司法システムが大変に異なっているために、それがこの種の協力関係を困難にしているといっている。

モラン氏は、現在フランス議会で討議されている情報法においては、自由の観点ではフランスにおける基本的価値と共有できるものだと見ている。


【参考記事】
http://www.lexpress.fr/actualite/societe/des-connexions-entre-sid-ahmed-ghlam-et-les-freres-kouachi_1676003.html

http://www.francesoir.fr/tags/djihadistes