2015年9月23日水曜日

アサドの国からイスラム主義国家組織が ドイツへのシリア難民に混じって潜入

欧州共同体の難民受け入れで、シリアから簡単にフランスまで行けるようになった。難民に混ざってイスラム主義国家組織(EI)がドイツや欧州各国へ入ってきていることが問題視されている。9月22日にフランスでは数秒だけ国営放送で伝えられたが、ドイツの新聞では独連邦犯罪局(BKA)が、シリア難民がドイツに流れ込んでいるが、その中にドイツ北東部のブランデンブルク州にイスラム主義国家組織(EI)の幹部を迎えたと報告があり、警報を促していると発表された。ドイツは難民受け入れを暫定的に停止した。(パリ=飛田正夫 2015/09/23 10:28日本標準時

同様にシリアでEIに関係した難民がドイツの受け入れ先にいて、会話が録音され報告された。このことで、BKAが調査に踏み切ったというのだ。ハンガリーでも流れ込んできた難民の中に聖戦主義者がいて逮捕されているという。

欧州共同体はキリスト教徒とイスラム教徒とを選ぶことを拒絶して見せるのは、キリスト教徒の中にテロリストがいるかもしれないからだ。難民の中に経済的移民がいたとしてもそれは少なくて、アサド独裁の戦争で弾圧され家を失い仕事を無くし家族と離れ、また、イスラム主義国家組織(EI)の迫害とイスラム主義者のテロによって国を逃れてきた難民のほうが、はるかに多い事はわかりきっている。

フランスはシリアへの戦争を宣言したが、オランド仏大統領はイスラム主義国家組織(EI)だけでなく独裁者で国民に大砲を撃ち、化学兵器を使用して殺害し、また拷問した独裁者アサド大統領を救援しようなどとサルコジのようには考えてなくて、アサドを特別扱いなどする気はないことを宣言しているのが、この戦争の特徴でもある。