2015年9月13日日曜日

フッセンハイム原発基地解体は フラマンヴィルの建設進行如何による 

セゴレーヌ・ロワイヤル仏環境相は9月8日、フランス最古の原発基地であるアルザスのフッセンハイム原発基地の解体を2018年に延期することを発表した。フッセンハイムはオランド大統領の大統領選挙公約で任期中の2017前には解体することを宣言していた。セゴレーヌ・ロワイヤル環境相の発言は、欧州エコロジス(EELV)のサイトによるとノルマンディーで建設中の欧州加水型原発基地フラマンヴィル原発基地の建設が遅れに遅れて2018年になるからであり、そこには政府の解体にたいする意思の弱さが見て取れると批判している。(パリ=飛田正夫 2015/09/13 11:26
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専門家の分析によるとオランド大統領の公約でもあり、2017年の大統領選挙の焦点となるために、オランド大統領は解体を任期内に実現するとの観測が強いとしている。フッセンハイムの地下にはヨーロッパ最大の地下水層があってまたライン川の氾濫の危険を受けている。火山地帯にもあることから一刻も早くフッセンハイム原発基地の解体はすべきだというのが欧州エコロジス(EELV)の考えである。

ノルマンディーのフラマンヴィル原発基地は多くの事故や労働者の違法雇用が問題になっていたが、最近は炉心部の蓋のノズル部に異常が発見されていた。