ドイツのメルケル首相は難民受け入れに好意的な態度を取り続けていることで、これに反対する者が増加しているというフランス国営放送テレビA2の指摘があった。しかし現地からの報告では10%ほど減ったが、まだ55%がメルケル首相を支持しているという。ルモンド紙によると10月2日に明らかにされた世論調査の結果では難民の受け入れはよくないと判断している者が44%になっているという。ドイツ南東部に多いイスラム教徒に敵対視的なペギーダ(Pegida)は、春のころに話題になったが、ミュンヘンを首都とするドイツ南東部のバイエルン州では再度の過熱化が9月以来起こっている。同州だけを支持基盤とするキリスト教社会同盟(CSU)の後に、今は社会民主党(SPD)も際限のない難民受け入れに数を少なくするように反対しだした。(パリ=飛田正夫
2015/10/07 12:11日本標準時)
ドイツの日刊紙Bildによると公務員の持ち出した秘密文書を取り上げて、今年のドイツへの難民受け入れ数は150万人で、公式予想数の2倍になると報道しているという。