2015年10月16日金曜日

グリンピース 仏大手スーパーの「殺虫剤付き商法」のルクレールに抗議

フランスで高まるグリンピースの食物の安全性キャンペーンバッチ

15日環境保護団体グリンピースは、仏西南部地方トールーズ近くの大手スーパー・ルクレール中央購買部(SOCAMIL)の前に、7トンの土をぶちまけた。グリンピースが、食物の殺虫剤被害の大きな責任がルクレールにあるとして抗議したもの。グリンピースの掲げる横断幕には『ルクレール、これは安い。それは殺虫剤付きだからだ』とその商法を問題視して抗議している。(パリ=飛田正夫2015/10/16 15:30日本標準時

7トンの土はトールーズの位置するピレネー・アトランティック地方の殺虫剤(ペクシシィド)の多量に含まれた農業地からもってきている。

「ルクレールが価格競争でフランスのチャンピオンを誇っている」のは、「本当の価格の安さを我々に隠しているからである」 ここ数年来、農家に対して果実や野菜など農作物の卸値の最小化が要求されていたために、農家は、非常に多くの殺虫剤を使用することが余儀なくされていた。「このことは人間の健康と環境にとって大変に心配なことである」と、グリンピース農業担当者アナイス・フーレさんは言っている。

ルクレールはその巨大な販売力を悪用し、農家に圧力をかけて農作物生産の自立性も奪っている。農家側も、安ければ良いというルクレールの言いなりになって、殺虫剤を多量に使うようになってしまった。農作物の健全な生産が阻害されている。価格が安くても危険な殺虫剤付きの果物や野菜はいらないと環境保護団体グリンピースは批判している。

ルクレールの価格低下戦略には、農家に対してだけでなく豚や牛、鳥、さらに魚などの生鮮食品でも生産者側を同様に締め付けて品質が落ちている可能性は十分に考えられるものだ。同様に従業員への締め付け管理の在り方などの面でも同様な経営思想が浸透しているとすれば、食物の殺虫剤に劣らず問題があるかもしれない。すべての責任者であるルクレール氏はしばしばテレビに出演するので、ジャーナリストはこれらの点が「クレール-オブスキュル」(明暗法のこと)にならないように糾すべきだろう。

国営ラジオ・フランス・アンフォは簡単に報道した。

【参考記事】
ction Greenpeace : « chez Leclerc, les pesticides, c’est offer ! »
http://presse.greenpeace.fr/agriculture-ogm/action-greenpeace-chez-leclerc-les-pesticides-cest-offert-3635-15102015

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A Toulouse, Greenpeace dénonce la responsabilité de Leclerc dans l'usage des pesticides
http://france3-regions.francetvinfo.fr/midi-pyrenees/haute-garonne/toulouse/toulouse-greenpeace-denonce-la-responsabilite-de-leclerc-dans-l-usage-des-pesticides-830201.html

Greenpeace critique la présence de pesticides dans les produits Leclerc
http://www.20minutes.fr/toulouse/1709703-20151015-toulouse-greenpeace-critique-presence-pesticides-produits-leclerc