2015年11月25日水曜日

チュニジアで大統領護衛の軍隊のバスが テロに襲撃 少なくとも12人が死亡し16人が負傷

11月24日午後にチュニジアの首都チュニス市内の中心街モハメッド5世大通(l'avenue Mohamed V)りで爆弾テロが17時頃に起こり少なくとも12人が死亡し16人が負傷した。大統領護衛の軍隊のバスが爆弾襲撃の標的にされた。大統領はすぐに24日夕刻に、30日間の緊急非常事態警報並びに、今夜21時から明日25日朝5時までの戒厳令を発表した。(パリ=飛田正夫 2015/11/25 8:21日本標準時


オランド仏大統領は厳しくこのテロを批判し、バルツ仏首相は総ての民主主義国家がこのテロの標的になることを説明した。パリ市長イダルゴさんは看板で連帯を示している。

今年3月のチュニジアのバルドー美術館テロでは23人が殺害されていて、日本人も犠牲になっていた。6月にはソース海岸で英国人などの外国人旅行客を中心に38人が射殺されていた。
11月13日夜に起きたパリの同時テロ射殺事件では14カ国の国籍を持つ無辜の市民が機関銃で射殺されている。

2010年12月17日にアラブ世界の民主化への先駆けにチュニジア政府の不正に対し、野菜行商の大学生ブウアジジ(Mohamed Bouazizi)青年が抗議し、焼身自殺をはかったことからアラブの春が開始されたからだ。そのヨーロッパの民主化がチュニジアから始まったが、それがイスラム世界へ広がることをシリアのダエッシュ・イスラム主義国家組織(IS)は特に嫌っているのである。まだ犯行声明は出てないがもうすぐでるだろう。
【参考記事】
http://www.ledauphine.com/france-monde/2015/11/24/un-bus-explose-a-tunis-au-moins-deux-morts
http://www.bfmtv.com/mediaplayer/video/tunisie-je-decouvre-l-odeur-du-terrorisme-decrit-une-journaliste-a-100-metres-de-l-attentat-704843.html
http://www.ledauphine.com/france-monde/2015/11/24/un-bus-explose-a-tunis-au-moins-deux-morts
http://www.francetvinfo.fr/monde/tunisie/attentats-terroristes-la-tunisie-replonge-dans-l-horreur_1190699.html