2015年11月23日月曜日

オランド仏大統領 「世界環境会議」や「シリア・IS壊滅」「難民」問題で オバマ、プーチン、メルケル、習近平に会見

フランスのオランド大統領は今週初めから世界環境会議Cop21の開催準備やシリアのダエッシュ・イスラム主義国家組織(IS)と闘う戦争のことで、あらゆる方向に動きまわって多くの世界の要人や会議に出席する。11月20日には国連(ONU)の安全審議会が全員一致でフランスの提案に賛成してシリアのダエッシュ・イスラム主義国家組織(IS)と闘うためのあらゆる方策をとることの必要に許可を出した。(パリ=飛田正夫2015/11/23 20:12日本標準時 )


オランド仏大統領の今週以降の動きで主なものだけを列挙すると。

11月23日朝8時30分、フランスを訪問したデヴィッド・カメルーン英国首相と共に、パリ同時テロ襲撃事件のあったバタクラン劇場の前に行き献花した。ヨーロッパ審議会議長ドナルド・ツスク氏と会う。

24日にはオランド大統領はワシントンでオバマ米大統領に会い、最高度に高潮している安全危機の問題や来週から始まる世界環境会議Cop21について協議する。オバマ大統領は全世界がテロリストを恐れてないことを示さなればならないとして全世界から138カ国の国家元首とが、テロリズムを訴えて集まる。

25日は、朝に大臣閣議を主宰し、その後にメルケル首相に会う。シュンゲン協定と欧州共同体の国境に関して話す模様だ。これに関して仏経済相エマニュエル・マクロン氏と独経済相ジグマー・ガブリエル氏との独-仏による欧州難民安全協定連帯見直案が難民問題での先行案として提出される模様だ。

26日は、フランス-オセアニア会議で多くの国家元首を応対する。午後にはモスクワでロシアのプーチン大統領に会って、大国ロシアがシリアのダエッシュ・イスラム主義国家組織(IS)壊滅のためのフランスの闘いに参加するよう説得する模様だ。27日は、アンヴァリッド廃兵院で11月13日の夜に起きたパリの同時テロ射殺事件での犠牲者の国葬を執り行う。その後、マルタ島で世界環境会議Cop21のための会議を主なう。

28日は、オランド仏大統領は非政府組織(NGO)の環境団体代表や専門家達と会合を持つ。

29日は、世界環境会議Cop21開催の前夜祭で国連総長バンキームーン氏と会談。昼食をカナダ首相ジュスタン・トルドー氏とする。夕食は中国の習近平国家主席とエリゼ大統領官邸でする。