2015年12月5日土曜日

国境を越えたテロ準備活動で 欧州内相らは飛行機の搭乗者名登録(PNR)義務化

(パリ=飛田正夫2015/12/05 18:26日本標準時)ベルギーの警察が2015年11月13日のパリ同時テロ襲撃事件で現在逃走中のサラ・アブデスラム(Salah Abdeslam)は9月と事件のあった11月13日にはハンガリーへ行っていたことがオーストリアとの国境での監視カメラの録画からわかったと発表。このことで、欧州の内相閣議が4日に緊急開催された。飛行機搭乗者氏名登録(PNR)を6カ月間の保存をめどに義務づけることが決まった。欧州審議会での最終決定は少し遅れる模様だ。

4日の米紙ウォールストリート・ジューナルは、11月13日のパリ襲撃テロ事件の組織者と見られているアブデルハミッド・アバウド(Abdelhamid Abbaoud)は、英国のバーミンガムに住むイスラム主義者の人物らと関係があると言っている。同誌はまた、パリ同時テロ射殺事件の犯人の内の少なくとも1人が犯行の前に英国に言っていると見ている。

http://lci.tf1.fr/monde/europe/antiterrorisme-les-europeens-s-accordent-sur-le-pnr-8691818.html

パリの11区にある「A la Bonne Bière」は5店が襲撃されたその1つでここでは5人が射殺されている。他の店に先駆けて4日に開店した。店の管理者のオウドリー・ビリーさんは、「この地区の蘇生のために開けました」と説明している。90人の死者をだしたバタクラン・コンサート・ホールでは来年末前には開業できるだろうと言っている。