2016年1月13日水曜日

イスタンブールで自爆テロ ユネスコの文化遺産で 外国人旅行者が標的

(パリ=飛田正夫2016/01/13 19:05日本標準時)1月12日にトルコのイスタンブールで起こった自爆テロでは地上が振動し、火の玉が飛び散り、多くの人々の叫びが聞こえたという惨事であった。外国人グループの旅行者が標的に狙われ標的にされたとトルコ経済の中心となっている観光業界では見ている。自爆テロでは18人が死亡。その内ドイツ人が8人。ペルー人1人が死亡し、15人の負傷者の内ノウエー人2人は重体。犯行声明はまだ出ていないが、トルコのアメット・ダヴトグリュ首相はダエッシュ=イスラム主義国家組織(IS)の犯行だと見ている。カミカゼの犯人は28歳のシリア人の青年はナビル・ファラディ(Nabil Faldi)で、サウジアラビアで生まれシリアから1月5日にトルコに来ていた。場所はサント・ソフィア寺院や青いモスクの立ち並ぶスルタナメ地区で、観光客がトルコで一番訪問する場所である。ここはユネスコの文化遺産にもなっていてテロリストは外国人や旅行者を狙ったものだとされている。

ドイツはイスタンブールの観光客の集まる場所を避けるように指示している。フランスは在留者に対しテロのあった場所への訪問を控えるように勧めている。12日、トルコ大統領エルドガンによると、トルコがテロの標的にされたのはトルコが絶えずダエッシュ=イスラム主義国家組織(IS)と断固として闘い続けてきたからだと宣言した。



【参考記事】

http://www.20minutes.fr/monde/1764223-20160112-direct-explosion-istanbul-moins-dix-morts-site-touristique
http://www.sudouest.fr/2016/01/13/istanbul-dix-touristes-tues-dans-un-attentat-attribue-a-daesh-2241580-4803.php
http://www.lapresse.ca/international/europe/201601/12/01-4938885-un-djihadiste-de-lei-cible-des-touristes-etrangers-a-istanbul.php
http://www.20minutes.fr/monde/1764223-20160112-direct-explosion-istanbul-moins-dix-morts-site-touristique