2016年3月16日水曜日

パリ16区高級住宅の住民が 家無き市民の住居建設反対  ブローニュの森を私物化発言

(パリ=飛田正夫)14日夜に16区のブローニュの森の入り口にあるドフィーヌ大学の最大の階段教室を使って、住む家の無い市民を救済する緊急住宅施設建設の計画案が、パリ市長やパリ知事及びアソシエーションなどによって紹介された。16区はパリの西部のブローニュの森に面した閑静な高級住宅街であるが、この森に家の無い貧困者のための住宅施設を作ることで、16区の住民が大騒ぎして反対している。16区の住民たちは難民や不確定者(SDF)が住むことで森の環境が悪化するとして、逆に人種差別にもなりかねないような反対の声を上げている。このままでは人種差別や人権違反になりかねないので、これを環境保護と環境悪化に摩り替えてブローニュの森が自分の散歩場であるかのゆおな私物化発言をして
抗議しているようだ。200人ほどが入居できる住居の無い市民たちのセンター施設は、森の中を走るアレ・ド・フォーティフィカション(allée des fortifications)沿道に建てられる。計画案は前から住民の前に発表されることになっていた。大学の階段教室に参加した住民らからは下品な野次が飛んだ。「泥棒」「ブロッカ(知事の名前)ウンコ」「私の森に手を触れるな」「パリ市長は法律を尊厳し、森を尊厳せよ」「森はいいが、ジャングルはノンだ」、記事にできない汚い言葉も叫ばれた。笛があちこちで鳴らされ会合は出来なくなり、約20分後に閉会した。フランスの無料新聞では最も中立報道の「20minutes」などが伝えた。(2016/03/16 11:32日本標準時
900人収容の階段教室には近隣の住民1000人ほどが集まって席は完全に埋まり、入れなかった人が外に溢れた。

パリ市内には市の住宅緊急施設が1000人分以上がそれぞれ12区や20区などにある。16区にはそれが18人分しかない。地理的な分担からいっても当然であると人権団体などのアソシエーションでは言っている。また提案者側のパリとイルドフランスの知事のソフィ・ブロッカ(Sophie Brocas)さんからはここに難民が入ることはない難民の受け入れ施設はすでに3000人分が確保されている。ここにはフランス人やフランス国籍を取った市民が入るのですと説明している。

建設許可は知事から既に3月10日に承認され、パリ市の要求5年に対して、環境省からはこの施設の使用期限は3年間を限度とすると決められていることも知事は語った。

【参考記事】
Ⅰ)http://www.lepoint.fr/societe/centre-pour-sdf-au-bois-de-boulogne-revolte-dans-le-16e-arrondissement-15-03-2016-2025472_23.php

Ⅱ)http://www.20minutes.fr/paris/1806595-20160315-centre-hebergement-bois-boulogne-quand-riverains-16e-debloquent-amphi

Ⅲ)http://www.leparisien.fr/paris-75/paris-75016/insultes-en-pagaille-a-la-reunion-sur-le-centre-pour-sans-abri-du-bois-de-boulogne-14-03-2016-5626601.php