アサド政府側と反アサドのシリア反体制側蜂起市民側との停戦は、米ソの庇護の下で2月末に締結されたものだ。この停戦にはテロリストのイスラム主義国家組織(EI)やアルカイダ系アル=ヌスラ戦線(Front Al-Nosra)は関わっていない。そして更にロシアのプーチン大統領やシリアのアサド大統領は、シリア反体制側蜂起市民をテロリストと見ていることである。
シリアの独裁者アサド(Bachar el-Assad)が2011年にアラブの春のドミノが自国に及ぶのを恐れて、オムスで民衆蜂起に対し戦車の砲弾を放ってから5年間で、シリア人27万人が生命を失った。流民は数百万に及び国外に命を逃れた数も二百万以上になっていて、これが欧州共同体へ押し寄せて昨年2015夏ごろから大問題になっている。こういう中で、大統領選挙に勝とうとしてアサドは更なる反アサド市民への迫害を加えているようだ。これはとても民主主義の選挙とは言えないのである。
【参考記事】
http://www.rfi.fr/moyen-orient/20160401-syrie-deir-al-assafir-damas-bombardement-civils-tues
http://www.francetvinfo.fr/monde/revolte-en-syrie/video-france-2-syrie-a-palmyre-le-site-antique-mutile-par-les-jihadistes-de-l-etat-islamique_1387323.html
http://www.rfi.fr/moyen-orient/20160401-syrie-deir-al-assafir-damas-bombardement-civils-tues
http://www.france24.com/fr/20160401-syrie-raids-viol-treve-france-est-damas-bachar-assad
http://www.lefigaro.fr/flash-actu/2016/04/01/97001-20160401FILWWW00003-washington-horrifie-par-des-raids-du-regime-syrien.php