2016年5月10日火曜日

セクハラで仏衆議院副議長辞任の夫を信頼するとコス住宅相

(パリ=飛田正夫2016/05/10 21:13日本標準時)インタビューが待たれていたエマニュエル・コス住宅相・前ヨーロッパ・エコロジー・緑の(EELV)書記長の発言だが、昨日9日に辞任した仏衆議院副議長(EELV)デニス・ボウパン(Denis Baupin)氏のセクハラ・性的暴力のインターネット新聞の「メディアパー」とラジオ・フランスアンテー(France Inter)の暴露に関し、10日朝の国営ラジオ・フランス・アンフォに出演して自分が大臣になる前のEELV書記長時代の2年間にそんな事件の報告は聞いたことがないと質問に答えて話した。コスさんは、デニス・ボウパン氏が政治家としてあるまじき性的暴力やセクハラで逸脱していると同僚のEELV議員や活動家に訴えられた自分の夫を隠し立てはしないと述べた。「みんなが話している事の事実は大変に重大なことである。もしそれが確認されれば、裁判で判決を受けるべきである」と語気を強めて発言した。

コスさんは「私は伴侶として、また女性として母として、大臣としてひどく驚いた」と述べている。コスさんは、自分の夫を信頼しているかと問われれば、そうだと答えると言ている。ル・ポワン誌はこのコスさんの夫としてのデニス・ボウパン氏への信頼を強調して報道している。

一方、彼女は「現在は、陰謀は非常に重大な罪であって」と話し、「デニス・ボウパンは裁判で防衛する選択肢もある」、「推定有罪は避けなければならない」判事の前で論議されなければならないことだと繰り返し話した。

【参考記事】
http://www.franceinfo.fr/emission/l-interview-politique/2015-2016/accusations-de-harcelement-contre-baupin-ce-debat-doit-avoir-lieu-devant-la-justice

http://www.leparisien.fr/politique/ministre-et-epouse-de-denis-baupin-emmanuelle-cosse-fait-la-part-des-choses-10-05-2016-5782427.php
http://www.lepoint.fr/politique/emmanuelle-cosse-je-n-ai-jamais-eu-connaissance-de-ces-allegations-10-05-2016-2038112_20.php