ブルゴーニュ地方のトワ市長で全国市長連合会((AMF )会長のフランソワ・バロワン(François Baroin)上院議員は5日に、サルコジ前大統領を2017年の仏大統領選挙のLC内代表者を決める予選選挙(プリメール)で支持することを5日のラジオ・ヨーロッパ1・ルモンド紙・民法テレビiTéléの共催番組グラン・ランデブー« Grand Rendez-vous »に出演して述べた。サルコジはプリメールに出るかどうかを8月末には発表する。それは「共和党」(LC)のプリメールが11月20日と27日に予定されていて、もし候補する場合には最終候補登録の日取りとなるからである。しかしサルコジ氏の人気はフランス国民になく大統領選挙に勝てないと見られている。マリーヌ・ペンの極右派系国民戦線(FN)票が伸びなくなるには、「共和党」(LC)の票が伸びる事と相関関係があるのだとニース市長のクリスチャン・エストロジィ氏は5日に民法テレビに招待されて発言している。(パリ=飛田正夫6/6/2016 12:29:42 日本時間)
バロワン氏の父親ミッシェル・バロワンがジャック・シラク大統領の友人だったこともあり、シラクの気に入りだったが、シラクとサルコとの諍いではサルコジ側に就いた。現在、サルコジよりも人気のあるボルドー市長のアラン・ジュッペ氏が首相の時にはバロワンは嫌われて大臣を外されたこともあるが、バロワンはサルコジが当選の暁には首相就任が約束されたからだと言われている。
【参考記事】
http://www.lemonde.fr/election-presidentielle-2017/article/2016/06/05/baroin-confirme-qu-il-soutiendra-une-candidature-de-sarkozy-a-la-primaire-de-la-droite_4936898_4854003.html