2017年6月17日土曜日

仏下院選挙 マクロン党が総議席数577の過半数以上を獲得、世論調査で4社が予測

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎‎‎17/‎06/‎2017-09:38)18日の仏下院選挙の予測を代表的な世論調査会社4社が出していて、マクロン仏大統領の「始動する共和国」(la République en marche )党とフランソワ・バイルのモデム(MD民主運動党)議長の連合が過半数以上を獲得する予想が大勢だ。一日中報道しているテレビ15チャンネルBFMTVが報道した。世論調査会社のオピニオン・ウエーが15日に発表した予想では、マクロンの「始動する共和国」(la République en marche )党とモデム MD(民主運動党)とで440議席から470議席を獲得する模様。サルコジ派の「共和党」(LR)とジャン・ルイ・ボーロー派の「中道派の民主独立連合」(UDI)とは70議席から90議席を獲得すると見られている。社会党(PS)とヨーロッパ・エコロジー・緑の党(EELV)とで20議席から30議席。共産党(PC)と左派党のジャン・リュック・メランションの「虐げられない共和国」党(France Insoumise)では5議席から15議席が見込まれている。フランス極右派国民戦線(FN)は、マリーヌ・ル・ペン総裁が2017年の仏大統領選挙の決選投票を争ったが、衆議院選挙ではFNは1議席から5議席しか取れないとされている。調査は6月13日から15日にかけて2973人のフランス人有権者を対象に行われた。
ハリス・インターナショナル世論調査会社の13日から15日の調べの発表では、マクロンの「始動する共和国」(la République en marche )党とモデム MD(民主運動党)とでは投票率によって変動し、440議席から470議席を獲得する模様。サルコジ派の「共和党」(LR)と「中道派の民主独立連合」(UDI)とは60議席から80議席を獲得。社会党(PS)とヨーロッパ・エコロジー・緑の党(EELV)とで22議席から35議席を得ると見ている。共産党(PC)と左派党のジャン・リュック・メランションの「虐げられない共和国」党(France Insoumise)では14議席から25議席が予想。フランス極右派国民戦線(FN)は、1議席から6議席と見ている。
テレビ(BFMTV)の為に調査した世論調査会社エラベ(Elabe)によると、マクロン党が397から 427議席を獲得。LRとUDIでは95から115議席。PSやEELVなど左派全体では22議席から32議席だとしてる。PCと「虐げられない共和国」党で11議席から21議席。FNは5議席から15議席が予想。
イプソスとソプラ ステリアの世論調査では順にマクロン党が415から455議席。LRとUDIは70から110議席。社会党・緑の党などの左派全体では20から30議席としている。メランションのところが8から15議席を獲得と予想。FNは1議席から5議席となっている。


【参考記事】
http://www.bfmtv.com/politique/legislatives-que-disent-les-derniers-sondages-1187709.html