(パリ=飛田正夫)スペインのマドリッド政府からのカタルーニャ地方の1日の独立選挙では90%が独立支持を表明した。マドリッド政府の警察が出動して暴力で独立選挙を弾圧し妨害。市民900人ほどが負傷した。スペインはかってなく国内が分裂している。これに対しスペイン王が介入しカタルーニャ独立を非難しスペインの統合を呼びかけた。フィリッぺ国王は政府の暴力介入や負傷者のことには一言も触れなかった。これがカタルーニャのカルロス・ピィデモン(Carles Puigdemont)大統領側から民主主義を尊厳しないものだとして批判されている。10月6日、欧州審議会スポークスマンのコメントは、スペイン内政の問題に過ぎないことで、スペイン政府が介入を要望しているわけではないのだと冷たい。ルモンド紙によると独立派を支援しているのは左派系政党やヨーロッパ・エコロジー・緑の党(EELV)などだと報道している。(日本時間 07/10/2017;13:51)(仏時間 07/10/2017;06:51)http://i.f1g.fr/…/XVM0df54c7a-aa93-11e7-8269-811617cc40e3-8…
欧州共同体(EU)は暴力を否定し両者の交渉解決を提示しては見せるが、それに仲介することには躊躇している。むしろ独立派に批判的な態度でいる。カタルーニャ政府は欧州メディアの更なる報道支援とEU議会の介入を要求している。そこには欧州共同体(EU)の中心国のスペインが揺らぐことで欧州が不安定になることを心配しているからだとも言われている。
フランスにあってもバスクやコルシカ島の独立問題が再活性化することを恐れている。ベルギーの東北部ワロン地方の独立運動など、英国内の分裂なども心配されている。スペイン経済の25%ほどを占めるカタルーニャ独立運動の行方は単に危機というだけでなく、ヨーロッパや世界中で抑圧され弾圧されている少数民族に大きな期待が寄せられてもいるようだ。しかしヨーロッパ審議会の外交官によると、9日か10日にカタルーニャ議会によって独立が宣言されたとしてもヨーロッパに何の変化もないということらしい。事実はその逆である可能性が高いだろう。カタルーニャにある二つ銀行(ⅼa Banco Sabadell と la Caixabank)は独立するならばスペインの外に移転すると脅かしている。
http://www.rtl.fr/actu/international/catalogne-qui-est-carles-puigdemont-l-homme-qui-defie-l-espagne-7790399934
http://www.lemonde.fr/europe/article/2017/10/06/catalogne-pourquoi-l-union-europeenne-refuse-d-intervenir_5197481_3214.html
https://www.google.fr/search?q=Catalogne&tbm=nws&source=lnt&tbs=qdr:d&sa=X&ved=0ahUKEwizxOin2d3WAhXRFsAKHQI5CrEQpwUIHg&biw=1024&bih=523&dpr=1.88
http://www.rtl.fr/actu/international/catalogne-qui-est-carles-puigdemont-l-homme-qui-defie-l-espagne-7790399934