2011年2月21日月曜日

サルコジ大統領の恐れは ドミニク・ストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事 2012年仏大統領選挙出馬声明は

ジャーナリストのアンヌ・サンクレールさんが10日前に夫のドミニク・ストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事(フランス元社会党経済相)はIMF総裁の再選を希望していないようだと発言していた。今晩20時からのフランス国営放送・テレビA2に出演することになっていて、2012年のフランス大統領選挙に出馬の意思が表明されることになっている。すでにドミニク・ストロスカーン氏はオブリ仏社会党書記長もセゴレーヌ・ロワイヤル前大統領候補もストロスカーン氏が出馬を表明すれば自らは出ないと発言している。


週末の調査会社(CSA)によるマリアンヌ誌のための世論調査では第二次大統領選挙でストロスカーン氏に投票すると答えた人は61%でサルコジには39%であった。しかしオブリ書記長とフランソワ・オランド仏社会党前書記長が出頭した場合には54%であった。セゴレーヌの場合にはサルコジとも同じ50%であるという。

ストロスカーン氏の周辺では同氏が「別のやりかたで政治をやりたい」と考えているという声もきかれる。

また2月19日のパリ開催のG20で講演したサルコジ氏の話に関連した発言ではジャン・クリストフ・ガンバデリ議員はサルコジがIMFの役割強化を主張するが、その前にフランスの立ち直しをサルコジは忘れているのではないかと発言した。(サルコジ大統領はストロスカーンにもう一期IMF総裁をやることまでは強要できない)

これに対し右派では政権の交代を恐れる声がますます強くなっている。

20日、ジャン=ピエール・ラファラン元仏首相はストラスカーンは上層階級の代表ではあるがフランスの下層階級を代表してないとして社会党の代表には不適応だと批判した。

右派のこの恐れは、緑の党欧州議会共同議長のダニエル・コーン-ベンディット氏(愛称「ダニー」)が両陣営から票を集められる人物として左派連合の代表にストロスカーン氏を早くから指名しているが、はたしてこれが実現するか?今日の20時が期待される。

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