13日ドーハ (カタール) と14日ベルリンで北大西洋条約軍事機構(NATO)の会議ではリビアへの爆撃参加の支持国はメンバー28カ国の内で6カ国しかなかった。リビアのムアマル・カダフィ大佐の国外排斥要求の同意はサルコジ大統領とキャメロン英首相、及びオバマ米大統領によって署名された。このことで、4月15日朝、ランゲ仏国防相はこれは「国連決議1973」から距離をもつことになったと解釈。14日の中国での5カ国会議では、ロシアのメドベージェフ大統領が「リビアに関する国連決議1973は、NATOにリビアでの軍事的な攻撃を許してはいない」と指摘した。国連投票で「我々は軍事的空爆行為が本質的なものだとしているが、そんなことを国連決議1973は要求していない」と厳しくNATOのリビア空爆を批判している。
同14日の中国で開催されたブラジル・ロシア・南アフリカ・インドの5カ国首脳会議ではNATOがリビアへの軍事攻撃をすべきではないと批判する合意がなされいる。中国に集会した5カ国は中東や西アフリカや北アフリカを舞台にした戦乱を非常に心配している。