法の前の平等を実現させる方向でフィヨン一家への裁判を急速に進めることになりそうだ。この判断にフィヨン支持者は失望していてパンフレット配布活動などは放棄する者が出ているという。しかしテレビやラジオ報道などでは全く逆のフィヨン支持者の動かぬ支持が語られ報道されている。
これまでのサルコジの違法な2007年の仏大統領選挙資金事件のビグマリオン事件ではサルコジはやっと先日起訴された。これは大統領選挙で勝利してしまえば5年の任期間は大統領保護権によって裁判に問われない事から、今回の選挙でもどうしても大統領選挙で勝ちたかったということがある。サルコジの場合には2017年の仏大統領選挙のLC内代表者を決める予選選挙(プリメール)で負けてから、この大統領の特別保護権を失ってしまい起訴されたのである。欧州議員のマリーヌ・ル・ペンFN総裁や上院議員のフランソワ・フィヨン元首相の場合には、現役で議員保護権を盾に、裁判所の追求を拒否しているのだが、これは不当でフランス憲法の法の前では誰でもが平等だということにしょうと、近く議会で討議することになるという。
【参考記事】
http://www.20minutes.fr/elections/2020303-20170224-affaire-fillon-parquet-national-financier-ouvre-information-judiciaire-contre-francois-fillon
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