2010年11月30日火曜日

ロワイヤル氏 仏大統領選挙出馬を宣言、野党に出遅れのあせりも

29日、仏社会党のセゴレーヌ・ロワイヤル前大統領候補は2012年の大統領選挙に向けて一刻も早く候補者を選ぶべきだと発言し、自らも出馬の意思があることを明かした。これまではマルチンヌ・オブリ仏社会党書記長とドミニック・ストラスカン(IMF国際通貨基金総裁、フランス元社会党経済相)及びセゴレーヌロワイヤル氏との三者の間には、来年6月の社会党候補者選までは出馬声明をださないとする共同提携があると見られていた。が、セゴレーヌ・ロワイヤルさんは「そういうものはないから、否定しようにもできない」と話し、今回の候補宣言となった。

国民運動連合(UMP)では早くから大統領選挙への陣構えが組まれている。11月始めの内閣改造もそれに向けての布陣だといわれている。

国民には人気の無いサルコジ大統領だがテレビ・ラジオのメディアの一部を押さえて選挙戦には強いと目されている。

ロワイヤル氏は野党内部を結束させて大統領選挙に望むには数ヶ月前では困難だと発表した。野党に出遅れのあせりがあるようだ。