2010年9月29日水曜日

ニジェールで誘拐のアレバ社員7人の写真が中東衛星テレビ局アルジャジーラで放映

30日、ニジェール北部のアルリット(Arlit)で9月15日から16日にかけて誘拐され行方不明になっていた7人のアレバ社社員(内5名がフランス人、トーゴ人とマダガスカル人) の写真が カタールの中東衛星テレビ局アルジャジーラで放映された。誘拐は過激派イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ(AQMI)によってなされたもの。フランス原子力産業のリーダーであるアレバ社のアンヌ・ローベルジョン社長も現地入りした。(2010-10-01 10:29 )

誘拐はニジェール北部のアレバ社社員の住む住居でなされた。警備員は武器を携帯することは禁じられていた。軍隊は特別なアレバ社員保護の任務があるわけではなかった。家屋の周囲の土壁は簡単に越えることができる安全なものではなかった。

放映された写真によると7人は砂交じりの土壌に座っていて、背後には兵士が7人銃を構えているといったものだ。30日のフランス国営放送・テレビA2では写真に向って左側の男性以外は頭部がぼかされた写真が写されていて、一人だけ顔の映っているのがAQMIの首領だろうと報道していた。

しかしフランスソワー紙の配信による写真によると誘拐されたアレバ社員の女性の顔だけがぼかしの入った写真になっている。背後に黒覆面の女性らしき兵士と同じように、顔が完全に隠されて報道された。

カタールの中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、誘拐された7人に対しいくつかの質問がなされたテープが添付されているが、まだ報道はしてないといっている。質問内容は氏名、国籍、誘拐状況といったものだとフランス通信(AFP)に対し発言している。カタールの中東の衛星テレビ局アルジャジーラは写真の日付と場所は不明であるとしている。




(参考記事)

http://www.francesoir.fr/etranger/des-images-des-otages-francais-au-niger.31000
Des images des otages français au Niger
Actu France-Soir 30/09/10 à 17h02