2010年12月15日水曜日

カダフィ大佐が「アフリカ軍100万人」創設を提言 中国・仏・英・NATOの攻撃に備え

リビアのカダフィ大佐は14日セネガルの首都ダカールで開催された黒人芸術祭に招待されてそこで「一つのアフリカ」 「一つの軍隊」を呼びかけた。アフリカの独立のために、中国や英・仏、北大西洋条約軍事機構(NATO)などの外部からの攻撃に備え100万人のアフリカ軍の創設が必要だと提言した。ホスト国のワダ大統領は「アフリカ合衆国」を宣言し「打倒、帝国主義 !」 「アフリカは奴隷や農奴に戻らないために連合しなければならない」と発言した。

ロイター通信などによると、カダフィ大佐はキャピタリストと帝国主義者はアフリカ支配から退散すべきであって、国家の軍隊だけではアフリカ諸国を守ることは困難であり100万人のアフリカ軍を結集すべきだと呼びかけたという。

アフリカの統合の考えは以前からあったものだがカダフィ大佐の具体的な提言はりビアからの援助が期待できる国では反響が起こっているという。 

 アフリカの多くの指導者は懐疑的だ。アフリカは植民地支配から抜け出してからわずかに数十年で、彼等の主権がアフリカ統合へ移らないことを考えているようだ。