2010年12月6日月曜日

イスラエルが拿捕したガザ支援の人権擁護団体メンバーを釈放

イスラエルは1日夕刻の限定閣議で総ての外国人の釈放を決定したと発表。ガザ地区支援に向う人権擁護団体の供出した小船団に乗っていた外国人を拿捕していたが、釈放したことが警察当局から発表された。6月29日(土)シリア沖でのイスラエル側の警官の強引で凶暴な介入でパレスチナ寄りの9人が死亡した船上殺害事件のあとで、680人を数えるイスラエルの警官が小船団に乗船し一団をイスラエルの港に護送した。本来ならば日曜日にはガザに入港している予定であった。船には100軒分のプレハブ住宅資材や500台の電気車椅子、医療機器などが積まれていた。またアイルランド、イタリア、スウェーデン、ノルウェー、ブルガリアの国会議員が乗っていた。(2010/06/03)

2007年6月にパレスチナ自治政府ハマス側が政権をとって以来、イスラエルによる囲い塀の包囲下に置かれたガザ地区だが、これに近がずこうとした7隻の小船団を公海で阻止しようとするイスラエルが起こした惨事となったもの。イスラエル側はヘリコプターから撮った映像を証拠として自己防衛を主張しているが、この映像の真偽性も問われるところだ。

護送された人権擁護団体のメンバーは水も飲まされないままで、十ほどの身体検査をうけたと証言している。多くの国際社会はイスラエルの暴力的なやり方に批判的な見方をしているようだ。


(参考記事)

(イスラエルは乗船していた総ての外国人を釈放)日曜新聞(JDD)
http://www.lejdd.fr/International/Proche-Orient/Depeches/Israel-libere-tous-les-etrangers-de-la-flottille-197460/


(イスラエルはガザ地区支援の小船団を威嚇)リベラション紙
http://fr.news.yahoo.com/76/20100529/twl-isral-menace-la-flottille-d-aide-pou-1a8f422.html

(北大西洋条約軍事機構(NATO)はイスラエルが捕獲した市民の即時解放を要求 )リベラション紙
http://www.liberation.fr/monde/0101638884-le-president-egyptien-ordonne-l-ouverture-du-terminal-de-rafah