「ルモンド紙fr.」は暴露サイトのウィキリークス報道を毎日続けているが、その中で10日フランスのメディアの体質を批判した米国大使の意見を掲載した。それによると、フランス大手のメディアではジャーナリストたちはしばしば政府の役人と同じエリートの学校を出ていると指摘し、そういうジャーナリストたちは権力の監視という職業意識が頭にないと明かしている。米国のメディアに比べると、政治経済的な圧力の下に置かれて独立したないと指摘した。
米国大使は、フランスの民間の新聞、ラジオ、テレビなどのほとんどが複合企業体の傘下にあってその少数の経営者によって支配されている。
米国大使は、彼らは事実をレポートすることよりも、知識人が好むように出来事を分析してみせ読者に影響を与えることがジャーナリストの仕事だと考えている。
そのために、小さな新聞社や非政府組織(NGO)ではインターネットとブログの使用が多く、情報伝達で驚くべき人気を博していている。が、そこでは伝統的なメディアの視点というものが十分に反映されてないように思われると述べている。