2011年2月23日水曜日

死者300人を前にコートジボワール和平への選択 「権力分担か暫定政権か」アフリカ諸国連合(UA)最後の提案

コートジボワールは12月中旬以来のロラン・バグボ前大統領と共和連合(RDR)のアラサン・ワタラ元首相との両陣営の対立で少なくとも300人が死亡していると国連では見ている。これ以上の混乱を避けるためにアフリカ諸国連合(UA)の代表の4人の大統領がバグボとワタラの両者で権力の分担をするか、もしくは次の大統領選挙まで暫定政権とするかを2月28日までに決めると22日にフランス通信(AFP)に伝えた。

4人の代表は、南アフリカのジャコブ・ズマ大統領、チャドのイドリス・デビ大統領、タンザニアのジャカヤ・ムリショ・キクウェテ大統領、モーリタニアのシディ・モハメド・ウルド・シェイフ・アブドライ大統領で、これがアフリカ諸国連合(UA)による最後の提案になるのだといっている。

2月22日夕刻には、コートジボワールの首都アビジャン北部のアラサン・ワタラ支持者の多い地区アボボ(Abobo)に入り込んで行った4台のロラン・バグボ前大統領側の支持者10人が待ち伏せ襲撃をうけて殺害されている。