4月20日、リビアのミスラタで戦争写真報道ジャーナリストが2人が銃弾にあたって死亡した。英国のティム・ヘザリントン氏(41歳)と米国のクリス・ホンドロス氏(41歳)だ。リビアでは戦争の証人となる欧米ジャーナリストは少ない。
ティム・ヘザリントン(Tim hetherington) はリバプールの生まれで英国のホート・ドキュマンタリストでリビアでの「リビア国民党」の取材がテーマであった。ホンドロス氏と同じミスラタで死亡した。
クリス・ホンドロス(Chris Hondros)氏は米国ニューヨークの生まれで、1990年代から世界中の紛争を取材しアンゴラ、リベリア、シエラレオネ、アフガニスタン、リビア、パキスタン、特にイラク戦争を11回にわたって取材しその写真はメディアに紹介された。同氏はリベリア(Liberia)の報道では2004年の米国のジャーナリストに与える最高賞であるピュリッツアー賞も受賞していた。
ホンドロス氏はイラク戦争取材では、2005年1月18日のイラクでの両親殺害と5歳の少女サマールを撃った米兵の写真は世界中を駆け巡った。アメリカ新聞社クラブの海外報道に与えられるロベール・カパ(Robert Capa)金賞を2006年に受賞している。他に多くの賞を受けていた。
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