2011年4月12日火曜日

バグボ逮捕は「仏・アフリカ史の最も暗いページ」に 仏軍の「恥ずべき戦車攻撃」支援介入 元社会党議員が発言

ギー・アベルチー元社会党アフリカ担当はこのコートジボワールのバグボ逮捕は国際社会法に違反したもので、自分はフランス市民として第一に恥ずべきことであると語った。バグボ逮捕に果したフランス軍の役割は、ワタラ軍を支援してバグボ邸に仏の戦車が侵入し捕らえた軍事介入であるといっている。これはフランス-アフリカの歴史に最も暗いページを残すことになったと「ラジオFrance Info」で夕刻に語った。

60年前の独立以前に戻ったものである。フランス市民としてこれは恥ずべきものだと感じると語っている。コートジボワール人民の和解は広いビジョンをもつバグボによって実現されると思う。そして2010年11月28日に国連(ONU)が認めたアラサン・ワタラの大統領当選は誤魔化しであってバクボは選挙投票で負けてはいなかったと同氏は話した。

4月11日午後初のロラン・バグボ前大統領の逮捕後、バグボはアラサン・ワタラ元首相のいるホテル・ゴルフに運ばれた。バグボと婦人は無事で怪我などはないという。この逮捕で心配なのがバグボ支持者側の復讐なのではないかと見られている。喜びが一方にあり一方に悲しみがある。これを対立する復讐にしないで総てのコートジボワール人が和解しなければならない。

バグボは大統領選挙でのアラサン・ワタラの大統領当選を認めなかった。これが両派の対立となって国際社会を巻き込んで美しい国土に暴力と戦乱を招いてしまったと一般には見られていた。

ギヨーム・ソロ首相は「悪夢は終わり、戦いは終わった」と宣言している。

サルコジ大統領は午後に長い電話でワタラ大統領と話したと「ラジオFrance Info」は伝えた。

クロード・ゲアン内務大臣(前大統領官邸書記総監)は公式に政府を代表して国際社会が認めたワタラが大統領を喜ぶとした。

ワタラ派の殺戮行為が人権監視・人権擁護協会のヒーマン・ライト・ウォッチなどによって批判されてきている。一方的な肩入れで、コートジボワールの再出発を国際社会はどのように保証できるというのだろうか。