2011年5月10日火曜日

【コラム】チュニジア革命で 気概ある反骨発言の仏TVジャーナリスト・モアティ氏が辞任 

テレビ司会者で番組製作者のセルジェ・モアチィ(Serge Moati)氏がフランス国営放送・テレビFrance5を辞めさせられることになった。モアチィ氏はミッシェラン大統領時代には視聴覚高等審議会CSAのメンバー(1981年~1985年)であって、2012年の大統領選挙にむけてテレビFrance3との計画があった。サルコジ大統領から仏テレビ総局長に任命されているレミー・プフリミン氏によって発表された。

セルジェ・モアチィ氏といえば鮮明な記憶がまだ残っているのは、2011年1月14日、まだチュニジア革命のニュースが真新しいころに次ぎのような反骨の気概ある発言をフランス国営放送・テレビA2でしたことだろう。

これは同氏の発言を司会者が押し切ろうとする中で堂々と主張したもので強い政府批判になっていて、後にミッシェル・アイオマリ外務大臣の辞任にむけて民意を形成するバネとなった重大な勇気ある意見でその席には同じくチュニジア人であるパリ市長ベルトラン・ドラノエ氏や最近顔を見せてないテレビ報道ジャーナリストのサラ・スーラさんもいた。

モアチィ氏は次のようにいっている。「ミッシェル・アイオマリ外務大臣はチュニジアの鎮圧を支持しチュニジア政府に協力するような発言をした。これはおかしいことだ」と仏国営放送で主張したのであった。

最近、国営フランス・テレビ局で解任になったのはフランツ・オリビエ・ジィスベール(franz-Olivier Giesbert)氏、ダニエル・ピィコリィ(Daniel Picouly)氏、ギヨーム・デュラン(Guillaume Durand)氏がいた。

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(参考記事)
Serge Moati : "Je ne crois pas avoir déçu le public" | France Soir: "Les audiences de Cinémas n'étaient apparemment"