2011年5月1日日曜日

メディアパー紙の暴露で仏サッカーの人種差別疑惑にチュランが発言 

5月1日、「この声は尊厳しなければならない」と、元フランス・サッカー選手で人種差別問題に取り組んでいるリリアン・チュラン(Lilian Thuran)氏は沈黙を破って民報テレビTF1で口を開いた。フランスサッカー協会連盟(FFF)会長のフェルナンド・ドショソワ(Fernand Duchaussoy)氏がいうのにはもしその話が本当ならば、その人たちを辞めさせなければならない」とチュラン氏に話したという。まだ確かな証拠がないが、それが本当でないことを自分は祈るが、我々はこの論議の渦中にあるといえるともチュラン氏はいっている。

ベンゼマやナスリ、ミヴィラなど最良の選手は最終的にフランスチームに残っていることを指摘して、チュラン氏は黒人やアフリカ人選手の二重国籍の選手が外国へ出ていってしまうからだとする連盟側の意見を退けながらそれは問題ではないといっている。二重国籍を問題にするのはいつわって問題を初めから立てている誤りで、それでは答えも誤るだろうといっている。

チュランは「皮膚の色による先入観に陥れば、黒人は誰よりも早く走り、黒人は誰よりも知能が足りない」ということになるだろうといっている。

これはインターネット新聞メディアパー(Mdiapart)が内部で二重国籍をもつ黒人とアラブ人への選手育成に人員数制限の割り当て数(コッタ)発言があったことを4月28日に暴露したからだ。

この人種差別容疑の発言で、フランス国チーム技術指導(DTN)長のフランソワ・ブラッカー氏が4月31日に停止されている。



Lilian Thuram sur l'affaire des quotas : «Nous sommes au coeur d'un scandale» - leParisien.fr