2011年6月9日木曜日

「軍事利用で」イラン大統領が、天野国際原子力機関(IAEA)事務局長を批判

6月7日、イランのマハムード・アハマディネジャド大統領は記者会見してイランの原子力開発での交渉は継続をするが、原発を止めないと宣言した。交渉は世界の強国の中国・ドイツ・米国・フランス・英国・ロシアの6カ国と協議すると宣言した。ジャーナリストからの質問でイランはウラン濃縮計画を停止するのか?との問いには、簡単にひとこと「しない」とこたえている。また、6日に国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長はイランが軍事利用の活動を行っている可能性があると発言したことで、アハマディネジャド大統領はこれを厳しく批判した。


一方で、IAEAは8年間の調査の後でもイランの原子力開発が平和利用なのか軍事利用なのか未だに判断が不明瞭で、その欧米中心の原子力運営のイデェオロギー的判断が先行しているのではないかとの疑惑がもたれてもいる。福島原発基地事故は原子力の軍事的利用だけが危険ではないことが判ったからだ。


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