11日の朝8時34分から仏国営ラジオ・フランス・アンフォに出演したオランド氏はいくつかの質問に答えた。9日の社会党(PS)の仏大統領選挙候補者を選ぶ投票で葉フランソワ・オランド社会党前書記長とマルチーヌ・オブリ社会党書記長(仏北部のリール市長)が残った。2人は16日に決戦投票をする。しかし17%を獲得して第3位になったアルノー・モンブール氏(セーヌ・エ・ロワール地方の議員の票の行方が心配されている。
10日のフランス国営放送テレビA2の20時のニュースに出演したモンブール氏はこの点について話した。司会者のダビッド・ピジャダス氏はどちらか一方を指示するとの答えが欲しかったらしくしつっこく質問して迫ったが、これにはあっさりと自分はどちらにも指示をださない。それはフランス国民が決めるものであるとモンブール氏は答えてみせピジャダス氏をがっかりさせたようだ。
オランド社会党前書記長は、モンブール氏が17%の票を得たことに関しては、選挙で二人が残った。私は40%ほどの最高得票をした。勿論モンブール氏の得票を考慮しているがそれで右往左往をするものではない。自分は18歳の時から社会党員であり常に一環した考えで自分の発言を蜂蜜に群がる虫のような真似はしない。
次は第一回投票でのこの40%の得票を再度、最終選挙で投票者が私の方へ来ることを再確認しなければならないとしながらもモンブール氏の支持票を得ようとして自分の考えを変えるようなことはしないと重ねて発言している。またマニュエル・バルツ社会党(PS)大統領予選選挙候補・エブリー市長やジャン・ミッシェル・バイレ左派ラジカル党(PRG)がオランド氏の支持をすぐに表明したことに関しても、自分はより幅の広い層からの票の獲得を受け入れると語っている。
右派サントルとの協力は求めないと発言して、オブリさんがかってリールでフランソワ・バイル議長の民主運動(MoDem)モデムと共闘したことを暗に批判した。
2011年、フランス社会党大統領候補選挙、 第一次投票結果はフランソワ・オランド社会党前書記長が38.9%、マルチーヌ・オブリ社会党書記長(仏北部のリール市長)が30.6%、アルノー・モンブール氏(セーヌ・エ・ロワール地方の議員が17.3%、セゴレーヌ・ロワイヤルシャラント・マリチーム地方審議会議長(元大統領候補)が6.8%、マニュエル・バルツ社会党(PS)大統領予選選挙候補・エブリー市長が5.6%、ジャン・ミッシェル・バイレ左派ラジカル党(PRG)が0.6%であった。 [2011年10月11日 @ 17:29 -paris]