2011年10月7日金曜日

ノーベル平和賞は リベリア、イエメンの女性3人が女性権と地位向上の闘争で受賞

ノーベル平和賞はリベリアのエレン・サーリーフ(Ellen Johnson Sirleaf)大統領(72歳)と活動家のリーマ・ゴボォエ(Leymah Gbowee)さん、イエメン人のタワクル・カルマン(Tawakkul Karman)さんら3人が受賞したと10月7日11時(現地時間)ノルウェーのノーベル賞委員会が発表した。ジャーナリストのカルマンさんは初のアラブ世界での女性受賞者となった。3人は共に平和実現の過程で女性の安全のための非暴力の闘いに対して受賞がなされた。

サーリーフさんは2005年に初のアフリカ大陸での民主的選挙で大統領になった人で、14年に渡る市民戦争で荒廃した国土を再建してきた。サーリーフさんにとっては、二期目の大統領選挙の投票日の4日前の受賞となった。

リーマ・ゴボォエさんはリビアの2003年の市民戦争を終焉させ宗教的・民族的な差別を超えて女性を組織し平和的選挙を保障する運動へと動かす源流となった平和の戦士だ。

タワクル・カルマンさんは 「アラブ諸国の春」が惹起する前からイエメンの平和と民主主義のために女性権の向上を唱えて闘った役割が評価された。

サーリーフさんの受賞はすでに昨日夜のノルウェーTV2で予想されていた。候補者は241人を数え選考が難航していた。女性の平和賞はこの110年で12人を数える。授賞式はノーベルの命日である12月10日にオスロでおこなわれえる。賞品のメダルとディプロム、賞金は約1億円である。

最近の平和賞は、2009年のオバマ大統領。2010年の劉 暁波氏の受賞している。