天然ガスを燃料に使用する自動車で日本のホンダシヴィックが、ロサンゼルスの国際自動車展示会で17日、今年のグリーン車(緑の車)に選ばれたとフランス通信(AFP)が18日に伝えた。成功の決め手はガソリンだけの選択から幅広い選択を与えたことだと見ている。ホンダでは天然ガズの無圧縮ボンベ一本で386キロも走れるもので、これはあらゆる電気自動車平均の2.5倍以上の走行距離に値するといっている。
ホンダの天然ガス車は、トヨタの電気とガソリンのイブリド車よりも、また三菱やフォードの電気自動車よりも、フォルクスワーゲンのデーゼル車よりも人気があったという。
このホンダの車は米国で10月から生産されているもので、当初は4カ国で販売されたものだが、成功の後で36カ国出の販売が発表されている。
ガソリンや電気だけをエネルギー資源に考えている構想の幅を大きく転換させたところが評価できる未来思考型の自動車といえそうだ。